毎年秋になると心配になるのが台風です。
その被害は地球温暖化に伴い年々大きくなっていると言われています。
2019年秋には首都圏直撃巨大台風により日本各地に大きな被害が出ました。
今回は、万が一の台風被害に備えるための食べ物(食料品)についてお伝えしたいと思います。
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【台風に備える】食べ物(食料品)は最低3日分必要!
万が一の台風に備えるといっても、何日分の食料品が必要なのかなと疑問に思う方もいらっしゃると思います。
調べてみると、最低3日分の食べ物を備蓄しておく必要があるようです。
台風などの災害発生直後は、支援物資が届くまでに時間がかかる可能性があります。
また災害発生直後は食料品や生活物資が店頭から軒並み売り切れることが想定されますので、最低3日分、できれば1週間分の食料品の備えがあれば嬉しいですね。
【台風に備える】最も大切な必需食料品はもちろん水!
台風に備えるといっても何から準備したらいいのかとわかりませんよね。
そのような方のために・・・
万が一の場合に備えて必要な一番大切な食料品は水です。
水は1日1人あたり3リットル必要とされています。
このことから、4人家族だとすると、
3リットル✕家族4人✕最低3日分=36リットル
36リットルの水が最低必要になるというわけですね。
これを聞くとその量の多さにぞっとする方もいるかと思いますが、全ては『万が一の場合に備えて』です。
飲水のためだけでなく、トイレ排泄時や入浴、インスタントラーメンを温める時など多くの場面で水は必要不可欠です。
【台風に備える】必需食料品(食べ物)リスト
では台風に備えるにあたって、最低限の必需食料品をお伝えします。
これは、家族の嗜好や持病などによっても変わってくるとは思いますが、今回は世間で言われているおすすめ食料品を厳選します。
- パン
- パックご飯
- 缶詰(おでん、炊き込みご飯、ツナ、サバなど)
- コーンフレーク
- インスタントラーメン
- レトルトカレー
- 乾物
- お菓子(ビスケット、チョコレート)
あったらより良い食べ物は数多くあると思いますが、今回は最低限必要な食料品ということになります。
主にはエネルギー源になる炭水化物類ですね。
またお菓子類も以外と満腹感が得られたり、手軽に食べれるものとして人気のようです。
小さいお子様がいる家庭なら、子供の気を紛らわすためにもお菓子は良いかもしれませんね。
これらのリストにあげられた食料品を用意する量ですが、これは家族それぞれの嗜好や人数にもよると思います。
米飯を毎食食べる家庭であれば、パックご飯は1人1日3パック必要になるでしょう。
またパンは賞味期限の問題もありますので、あまり多く備蓄できないため、数日だけであればパンを米飯で補うのも良いかもしれません。
また長期保存できるパンなら、5年以上保存できるものもあるようですのでおすすめです。
レトルトカレーやカップラーメンは1日1人1食食べるとして、3日間分であれば1人3個必要ですね。
これ以外にも、物資が届くまで、もしくはその後も野菜類が不足する可能性もありますので、野菜ジュースや野菜缶、野菜のサプリメントがあっても良いかもしれません。
こちらは、ベターホームが作成された災害時の備蓄食料品の一例です。
とっても詳しく書かれていますので、是非参考にしてみてください。
【台風に備える】必需食料品(食べ物)の購入方法
災害時に備えてたくさんの食料品が必要なのは誰もが理解していると思いますが、それらを買い揃えるのはなかなか大変ですよね。
大きな台風の前日には、買い貯めする人々がたくさんいるため、先程の食料品リストであげられてるような食べ物は店頭からも無くなることが多いようです。
また飲料水などは重さも結構あるため、毎日の買物で買い揃えるのは大変という方には、ネットショッピングがおすすめです。
楽天やAmazonなど大手会社でも水やお茶などの飲料水セットを注文することもできるので、気になる方はチェックしてみてください。
【台風に備える】一般家庭でよく備蓄されている食べ物(食料品)リスト
埼玉県で平成27年に調査されたアンケートによると、自宅で備蓄している食料品で最も多かったのは、缶詰でした。
その次に、レトルト食品、ラーメン・うどん・パスタなどの乾麺、お菓子が続きます。
フリーズドライ食品やアルファ米も人気のようですね。
アルファ米:米を美味しく炊き上げた後、乾燥させたアルファ米は、お湯か水を注ぐだけで、煮炊きせずに美味しいご飯ができあがる不思議なご飯
アルファ米は水を注ぐだけで食べることができる米飯として台風などの災害備蓄品として重宝されているようですね。
このように災害に備えた食料品を買い揃える際、他の家庭が備蓄している食料品リストを参考にしても良いかもしれません。
【台風に備える】食べ物(食料品)備蓄のおすすめポイント!
では台風などの災害への食料品の備蓄においておすすめのポイントです。
家族の嗜好を考慮した食べ物を用意する
まず、家族の嗜好を考慮した食べ物を用意するということです。
台風などの災害に見舞われた場合、私たちは普段と違う生活を余儀なくされるため、心身ともに大きなストレスが加わることになります。
それに加えて、普段とは違った備蓄食料品を食べることになると、余計目には見えない負担が体に加わることになるでしょう。
そのストレスを少しでも軽減するためにも、備蓄する食料品は、普段の食生活とできる限り近づけ、家族が食べたいものを摂取することが大切です。
栄養バランスを考えた食べ物を用意する
また主食だけでなく、野菜や肉、魚などのタンパク質といった栄養バランスも考えた食べ物を準備するのも大切なポイントです。
備蓄食料品というと、とりあえず長持ちしてエネルギー源になるものと思いがちですが、先程も少しお伝えしたように野菜ジュースや果物ジュースなども用意し、ビタミン類も摂取できるように心がけておくことが大切です。
またタンパク質を摂取できる食料品としては、魚や肉類の缶詰、レトルト食品があります。
豆や高野豆腐などの植物性タンパク質を摂ることも念頭に入れて、食料品備蓄リストに追加するのもいいでしょう。
家族構成を考えた食べ物を用意する
そして食べ物を準備するにあたって、家族背景を考えた食べ物を準備することも大切ですね。
赤ちゃんがいる家庭であれば、離乳食やミルクなど特別な食べ物を準備する必要があります。
また高齢者、アレルギーや持病を持っている方であれば、その人それぞれに合わせた食べ物を準備する必要がありますね。
【台風に備える】食べ物(食料品)備蓄のコツ!
ここで台風などの災害に備えた食べ物の備蓄のコツを少しご紹介します。
台風などの万が一の災害時に備えて食料品をわざわざ備蓄するのは、なぜか煩わしいと考えてしまいがちですが、世間でよく言われているのが、『ローリングストック』という方法です。
ローリングストックとは、特別なものを用意するのではなく、日常的に使うような保存性のよい食料品を少し多めに『買い置き』し、その備蓄(ストック)した食料品を、定期的に食べて、食べた分を買い足すこと
このローリングストックという方法なら、台風に備え、かつ日常的に消費できるということなので、無駄なく、あまり煩わしさを感じずに災害に備えて食べ物を備蓄できるのではないでしょうか。
また上記に記載した食料品リストは、常温で備蓄できるものがほとんどです。
2019年では千葉県内の46の市町村で1週間以上に渡る停電が発生しました。
災害発生時には、ライフラインが止まることも想定し、電気、ガス、水道が使えない状態であっても食事ができるように常温保存ができるものがおすすめですね。
※備蓄食料品リストで保管している食べ物の中で、普段めったに使わない食べ物がある場合には、定期的に消費する日を決めて新しいものに入れ替えるように心がけましょう。
【台風に備える】食べ物の調理方法おすすめポイント!
最後に備蓄食料品のおすすめ調理方法を少しお伝えしたいと思います。
災害時には、電気もガスも使えない状況になる可能性もあります。
そのため唯一の熱源であるカセットコンロは災害時には大活躍します。
特に寒い季節であればカセットコンロで作った温かい食べ物はとっても嬉しいですね。
カセットボンベの予備も準備しておきましょう。
大人2人でカセットボンベは6~9本が目安のようです。
また水や火の使用をできる限り控えるためにも用意すると便利グッズについて書かれた記事を見つけました。
- キッチンばさみ:ちょっとしたものはキッチンばさみで切れば、包丁とまな板を使わなくてすむ。
- ポリ袋:あえものなどをポリ袋の中で作れば、洗いものが少なくなる。
- 高密度ポリエチレン製の厚手のポリ袋:耐熱性に優れた素材で、ごはんを炊くなどの湯せん料理が可能。
- ラップ・アルミホイル:食べるときは、食器にラップやアルミホイルを敷いて、洗わずにすむようにする。
- 使い捨ての調理用手袋:衛生的に調理ができる。
参考にしてみてください。
まとめ
今回は、台風などの災害に備えた食料品(食べ物)についてご紹介しまました。
- 備蓄食料品は最低3日分、できれば1週間分必要
- 備蓄食料品の中で水が一番大切
- 必需食べ物リストにはパックご飯、缶詰、インスタントラーメン、レトルトカレーなどが含まれる
- 災害に備えた食料品の購入はネットショッピングもおすすめ
- 食料品は栄養バランスや家族構成、家族の嗜好を考慮して選ぶ
- ローリングストック方法を用いる
- カセットコンロは災害時おすすめの調理器具
ということが分かりました。
もしもの場合に備えて、普段から少しずつ食料品(食べ物)の備蓄準備をしてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。